ゲームの同人小説です。
シリアス&ほのぼの中心。
更新はかなりスローペース…
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幻水Ⅱ(もしも坊ちゃんがハイランドにいたら)
ルカ*坊
坊ちゃんは真直ぐな人。
痛みも憎しみも。
まっすぐ受け止める人。
そして自分の中できちんと処理できる人。
人間離れした人。
管理人の中では最早、神扱いです(阿呆)
現人神です(阿呆2)
ルカは悪。
純粋な悪(?)
人間が嫌い。
世界が嫌い。
きっと自分も嫌い。
でも坊ちゃんは嫌いじゃない。
人間臭くないから。
現人神だから(しつこい)
この二人は世界が丸く閉じていると思う(?)
そんな二人が好きなんです。
そんな二人の世界を作りたいのです。
ルカ*坊
坊ちゃんは真直ぐな人。
痛みも憎しみも。
まっすぐ受け止める人。
そして自分の中できちんと処理できる人。
人間離れした人。
管理人の中では最早、神扱いです(阿呆)
現人神です(阿呆2)
ルカは悪。
純粋な悪(?)
人間が嫌い。
世界が嫌い。
きっと自分も嫌い。
でも坊ちゃんは嫌いじゃない。
人間臭くないから。
現人神だから(しつこい)
この二人は世界が丸く閉じていると思う(?)
そんな二人が好きなんです。
そんな二人の世界を作りたいのです。
Ⅱ 『白銀と緋色』
一面の、赤。
黒い煙。広がる真紅。
そして、全てを洗い流す、透明な雫。
戦場に佇む細身の影。
冷たい雨に打たれても、なお、頭を上げ、毅然と前を見据える漆黒の双眸。
熱の失せた眼差しは、ただ、現実を見据える。
「許せとは言わない」
小さくも、強い意思が込められた、声。
「怒りも、憎しみも、甘んじて受けよう」
波紋のように広がり、雨音に飲み込まれる響き。
生命の失せた荒野に、一人、佇む。
左手が、酷く、熱かった。
「何を虚けている、死神よ」
突然、背後から響いた低い声。
同時に首筋に添えられた冷たい感触。
「…過去というものを思い出していたのだ、狂皇子」
怯えもせず、前を見据えたまま、振り向きもしない。
その態度に、≪狂皇子≫と呼ばれた青年はつまらなそうに首筋に添えた刃を退いた。
「フン、くだらぬ事を」
刃をおさめた青年が吐き捨てる。
「…やはり、そう、思うか」
未だ、前を見据えたままの少年が呟く。
少年の眼前に広がるのは、かつてと同じような戦場。
炎と、鮮血に彩られた大地。
空に渦巻く暗雲。
静かに、降り注ぐ、雨。
虚空に蟠るのは、怨恨と呪詛。
「…過去を悼むのは、弱者のすることだ」
青年は煩わしげに、濡れた前髪をかきあげた。
彼が好んで纏う白銀の鎧。
それを彩っていた真紅が、雨で洗い流されていく。
「悼んでいた訳ではない。ただ、少し、思い出していた」
少年は激戦の最中であろうと、鎧を纏うことを好まない。
その為、布地に直に染み込んだ赤は、雨に曝されても薄れることは無い。
『緋色の死神』
少年がかつて、英雄の称号と共に手に入れた二つ名。
正にその名に相応しい姿。
美しい緋が命を刈り取る。
「同じことだろう…」
どこか憮然とした様子で答える青年に、少年は僅かに微笑む。
「悼むと思い出すでは、意味合いが全く違う」
その瞳は、遠く、時代すら超えて。
目に見えぬものを少年は見据える。
「あの頃に、帰りたいとは思わない」
再び向けられた視線は、いとも簡単に青年を捕らえる。
美しい漆黒の双株が煌いた。
「お前のいない世界に、興味はない」
不敵に、けれど愛しむように少年は微笑んだ。
何の迷いなく、彼は青年を選び取る。
過去も、思い出も、世界も。
もう、何もいらない。
「…ならば、俺から目を逸らすな」
僅かに目を見張った青年は、すぐにいつもの不機嫌な顔に戻り、低く呟く。
「お前は、俺だけを見ていれば良い」
少年の握り締められた左手を乱暴に掴み取り、そのまま踵を返し、引きずるように連れ行く。
突然の行動に唖然としていた少年がゆっくりと微笑んだ。
泣きそうな笑顔で少年はその背を見つめる。
痛い程に握り締められた左手が、熱い。
この魂を食らいたい、と狂い叫ぶ。
孤独な獣。
憎しみの焔に包まれ、さぞ熱かろう。
孤独な獣。
限りない闇に覆われ、さぞ苦しかろう。
白銀と緋色の獣が寄り添い歩く。
白銀はそれを死神の手と知りながら強く掴む。
決して離さぬように。
緋色は全てを捨てて、白銀を選んだ。
多くの血が流れ、命が失われることを知りながら。
それでも、この手は離さない。
『許せとは言わない。怒りも、憎しみも、甘んじて受けよう』
波紋のように広がり、雨音に飲み込まれる響き。
生命の失せた荒野に、二人、佇む。
繋いだ左手が、酷く、熱かった。
END
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